大和田悠詩集

(随時更新)

 

 

 

 

『Pajamas』

 

なべのふたをあけたら

ふわふわ 色のあるけむり

夢から覚めないで起きてくる

 

今から始まるのは 

昼から夜の迷路のあそび 

退屈もパラダイスのロックンロール

 

クローゼットに咲いた花を 

日当たりのよい窓際へ 

日が沈むのを遅らせる手段さ

 

夜になれば星や月も

たまには消えたくもなるでしょう 

そしたら布団に逃げるだけの話さ

 

 

 

その間にも流れてる時を おーおー

心のなかで砕け光る星を おーおー

俺たちは誰にも見つかってないのさ ラララ

 

 

 

『ギターの音みたいな夜』

 

君は川のほとりでサングラスに映る光

遠くで人が見る夢 もう少しで見えそうさ

 

うつろな顔のおいらも 明日の朝は革命家

ぶっ壊れそうなときに 引っ掻く 眠りの果てのブルー

 

 

水の底に沈んでる 重い鉄のかたまり

誰も気付かず歩き出す夜 僕の歌のビートみたいに!

 

 

君は川のほとりでサングラスに映る光

遠くで人が見る夢 もう少しで見えそうさ

 

足音には気付いてたけど 開きなおる術も知ってた

奇妙な形の図形だなって こっそりとうなずくのさ

 

 

ゆらゆら揺れる水面に 寝そべる風の一粒

夜が明けたら逃げちまう 僕の歌のギターみたいに!

 

 

『パラソル・ガール』

 

君はひどく内気だけどとてもかわいい女の子さ

ふと気付くと見上げる屋根 もっと上を飛んでる

君の肌が雨にぬれて水たまりができたら

そこに映る雲みたいに君のことを眺めていたい

昼も夜も ずーっと眺めてる

 

君が嘘つきってことを 僕が君になりたいくらい

誰も知らない世界の中でひとりぼっち生きてる

傘を閉じてついておいで みんな外すステップだけど

うまくいけば抜け出せるよ こんな狭い宇宙から

昼も夜も ずーっと思ってる

 

Oh Baby Baby 僕はびしょぬれさ 

こんな町で 転げ落ちそうな僕を見て 黙って笑っておくれよ

Oh Baby Baby 君が傘をさし傘を閉じる

こんな意味深いことがほかにあるわけがないんだよ

 

 

君はひどく内気だけどとてもかわいい女の子さ

ふと気付くと見上げる屋根 雲の上を飛んでる

夜がそっとやってきて あの娘のこと消してしまうから

僕は今日も眠れない 独り言が止まらないのさ

死ぬまできっと ずーっと覚えてる

 

 

Oh Baby Baby 僕はびしょぬれさ 

こんな町で 転げ落ちそうな僕を見て 黙って笑っておくれよ

Oh Baby Baby 君が傘をさし傘を閉じる

こんな意味深いことがほかにあるわけがないんだよ

 

 

 

『In The City』

 

おばけのような暮らしに 夢の甘い蜜をかけておくれよ

朝が来た さあ出かけましょう 大勢の野次馬を抜けて

汚れた僕の靴には 君のうねる足がついてくるよ

あっという間に季節はかわり 坂を上り、下っていくと

 

いつかのことが目の前に現れてさ 

昨日も今日も同じこと 悲しむことは何もないよ 

あこがれも後悔もみんな いち、にの、さんで ひとつになるから怖くはない

怖いものなんて何もないのさ

 

僕らの交差点を飛び出したクーパーはまだ知らないよ

離ればなれの僕ら この僕が 今ここでなにか思ってる

熱っぽく語る偉人もうまくごまかせる子供達も

笑顔いっぱいの女神も もう手遅れの時に生きているから

 

いつかのことを思い出して恋しくなって

昨日が明日を通り越す そんなのバカだと思わないかい

あこがれも後悔もみんな いち、にの、さんで ひとつになるから怖くはない

怖いものなんて何もないのさ

 

 

『死にたい人の唄』

 

頭が重くて近道もままならない今朝のラッシュアワー

通り過ぎるスカートから垂れる足 昔はそれでよかったのに

 

歩くと長い道のりは チャリンコで険しい道のりさ

目ん玉をつぶして辿るデコボコはどこまでも孤独さ

 

死にたいぜ (車にひかれて)

死にたいぜ (どんなに痛くても) 

死にたいぜ (年とって死ねなくなる前に) 

さっさとこの世から消えてなくなりたい

 

朝から晩まで曇り空 肩がぶつかって足踏まれ

食いたくないもの食って 眠くもないのに眠っているのさ

 

金がなくたって愛がある 生きてるのもそう悪くはない

俺のあの娘は行っちまったさ そんな言葉はごめんだな

 

死にたいぜ (手首をちょん切って) 

死にたいぜ (練炭に火をつけて) 

死にたいぜ (小田急線に飛び込んで) 

さっさとこの世から消えてなくなりたい

 

死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 

 

 

『SPACE A GO GO』

 

宇宙船に乗って ららららら

髪の毛をなびかせる

アクセル踏みきったなら

言葉なんて忘れるさ Ah

 

ラジオから流れてる 

無重力のビートポップス

胸の高鳴りどおりの

君は僕で 僕は君さ Ah

 

誰もいない世界へ スピード 渦巻く波に乗る

誰もいない世界へ 僕の町から2000光年 失うものはない

 

宇宙船に乗って髪が逆立った

宇宙船に乗って髪を逆立てて

星になる

悪魔になる

 

誰もいない世界へ スピード 渦巻く波に乗る

誰もいない世界へ 君の町から286xxxxx

 
 

『心中ソング』

 

空を見上げればノックする 落ちてきそうな空 まっくろだ

泥だらけの夢は 誰にも教えなかった 悲しくなるだろう あなたが僕以上に

 

とんとん 君は一人じゃないよ

あと たったひと吹き ろうそく 火消してもいいかい

 

息ができないくらいよく喋ったよね 前が見えないくらいよく眠ったよね

知らせにいこうよ 僕ら死んだんだって 涙の川では魚がよく釣れるからね

 

とんとん 君は一人じゃないよ

あと たったひと吹き ろうそく 火消してもいいかい

とんとん 君は一人じゃないよ

あと たったひと吹き ろうそく 火消してもいいかい

 
  

『たまご』

 

コウモリたち フラッシュ浴びて逃げてった

そうっと転がす太陽はあなたの手で 花畑から真っ白い川に飛び込む

風を追い越して 光を超える速さで

 

手をつないでるのも忘れるくらいの青い空より透明なあの娘の目に 

見とれてたのさ 全てがスローになっていく 違ったリズムで呼吸する僕らが歌う歌

 

 

卵がかえり やっと生まれたちっぽけなゴミクズが 

百光年だけ向こう側で息をしてまだ待ってる

言葉で言っても伝わらないことも吠える犬は知ってた

君の胸に耳をおき 鳴ってる音がききたい

 

 

茶色のお目々は時にめくれて涙が スカートに落ちて トゲになり沈黙を生む

夕暮れ時にはその短すぎる瞬間を 胸にしまおうと両手を差し出す気持ちだよ

 

 

羽を広ひろげてるだけで飛べない君のことが好きだよ

黄色い落ち葉を蹴り上げてもっともっと高い空へ

言葉で言っても伝わらないけれど僕らしゃべり続けた

暗くなる空にひじをおき 周りつづける時を Oh Oh Oh

 

 

『みんなぶす』

 

おすもうさん 力士 

みんなぶす やんなるぜベイベー

 

ミニラの弟子 珍獣

みんなぶす やんなっちゃうぜベイベー

 

栗みたいなぶす! 岩みたいなぶす!

 
 
 『がらくた』

 

のぼってく朝日 ここはゴミ捨て場だよ

僕の顔 どんな顔してたっけな

 

静かな路地映す目ん玉をカラスに突っつかれ

ひだりみぎついてまわる神様はどこ?

 

らーらーらーらーらーらーらーらーらーらー

 

がらくたの山さ くさい臭いで顔が歪むよ

さけて通れ 道をあけろ おいらに逆らうな

 

流れる底は浅い水たまり 思い出は銀に光る

収集車やってきて 粉々になってしまう

 

I Wish I Was There

I Wish I Was There

 

りんりんりんりんりん ベルが鳴る

町じゅう耳を傾ける

さよならのベルが鳴る

みんなお元気で

 

らーらーらーらーらーらーらーらーらーらー


 
 『Maze』

 

だんだん明けていく夜を ニャーと鳴き切り裂く猫が

ネバこい坂をのぼる 誰も見ないネオンが光ってた

 

補助輪はずした僕は 天国か地獄を目指すよ

だけどここは来た道 ここも来た道

 

幸せを知らないひとの幸せを追いかけてたら

タイヤの下敷きになったチューインガムにつぶされた

 

東は向こうじゃなくても 太陽は向こうに沈んでく

帰るうちなんて知らなくても きっと帰れるさ

 

おーおーおー 終わらない迷路 行き止まりがない

おーおーおー 終わらない迷路 全部見たことある

おーおーおー 終わらない迷路 みんな知ったかぶりの

 

 

 

『パピイ』

 

おなかがすいた ちょっと出よう

みんな寝静まった夜 そっと

おなかが出た 君と歩く

手をつないで 同じリズム

 

今朝驚いて起きたこと

見た夢ちょっと思い出した

君のそばにいたからずっと

夢がどこまでか分からないね

 

ずっと続く道の向こう

おいてけぼりになった歩道

その先で待ってておくれ

8時30分には着くから

 

シャボン玉が割れないように

もっと高く届くように

シャボン玉が割れるように

あきあきしてまた家帰る

 

 

へらへらしてるよ!

今僕はきっと

へらへらしてるよ!

今君とずっと

 

 

すこし酔って君と踊る

指と指が絡まるあっはあ

なくなりそうな時の螺旋

ほどけた靴ひもで結んだ

 

 

 『ガール』

 

手を握った あの子をつれてった

人ごみ がらくた さえない空の下

 

向こう岸まで そっぽむいた足で わたるよ

ふらふら 昨日は 夜更かしだったんだってね

 

泥だらけの シーソーでゆらゆら

明かりが上から下から あふれていたんだ

 

前に聞いた話をもう一度

笑うね これから 照れくさそうに 笑うだろう

 

空き缶 きれいなくぼみ 

落ちる綿毛のスピードで

かわいいアイデアが行ったり来たり

 

ガール 

去っていった幻の足跡追いかけて

行ってしまう

一人歌を書いてるよ 僕は部屋で

一人歌を書いてるよ 僕の部屋で


 

『KSMKR』

 

風が吹いた 誰も知らない 君も知らない 心がふくれた

風が吹いた 誰も知らない 君も知らない 心がふくれた

 

ぴゅうぴゅう ぴゅうぴゅう ぴゅうぴゅう

ぴゅうぴゅう ぴゅうぴゅう ぴゅうぴゅう

 

風が吹いた 誰も知らない 君も知らない 心がふるえた

風が吹いた 誰も知らない 君も知らない 心がふるえた

 

ぴゅうぴゅう ぴゅうぴゅう ぴゅうぴゅう

ぴゅうぴゅう ぴゅうぴゅう ぴゅうぴゅう

 

くさまくら!

くさまくら!

くさまくら!

くさまくら!

 

 

『I Love You』

 

何もないとこを漂ってる 呼ばれるまで

いつか終わるのかね? 別にどうなったっていいけど

 

君が髪をほどいたら僕はばたんと床に倒れ あっあっあ

君が髪をほどいたら僕はばたんと床に倒れ I Love You

 

さびた自転車に乗って 雲の上に口笛を吹く

赤い地平に届いて海の底へ もどるもどるもどる

 

君の手が届くとこまで僕は頑張っておりてゆくよ あっあっあ

君の手が届くとこまで僕は頑張っておりてゆくよ I Love You
 
 
君を愛するひとの愛は僕が全部教えてやるよ I Love You
君を愛するひとの愛は僕が全部教えてやるよ I Love You
 
 
 
 
 

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